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曼珠沙華を見に行った。

埼玉県は日高市に、日本最大の曼珠沙華の群生地があるとの噂を聞きつけたので出かけてきました。
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西武池袋線で池袋から約1時間。
都会の喧騒から遠く離れた高麗駅に降り立ちます。

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改札を出てまず初めに目に飛び込んでくるこのオブジェ、意味はよくわかりませんが迫力がある。

この「高麗(こま)」という駅名になんとなくお隣りの半島辺りを想起しがちですが、実は1300年ほど昔、この地には唐・新羅の連合に敗れた高句麗の遺民がはるばる移り住み、根を下ろしたという歴史があるんだそうで、その名残が遥か昔より続いているんだと思われます。
その歴史のお陰で、日高市と韓国北部の京畿道烏山市は友好都市になっているのだとか。
駅前の案内板にもちゃんとハングルでの説明が併記されていました。
謎のオブジェももしかすると高句麗の文化を継承した何かなのかもしれません。

さてこの高麗という駅ですが、この時期は曼珠沙華を見ようと各地からそれなりの数の人々が訪れるようで、普段は人っ子ひとりいないのではないかと思われる(失礼)駅前広場には出店が連なり、ちょっとした賑わいを見せておりました。
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早まる気持ちを抑え、まずは出店で諸々購入し、特設されたテーブルに並べます。
のどかな風景とよく冷えたビールが奏でるシナジーにより否が応にも高まる行楽感。

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この鮎も、近くを流れる清流、高麗川でとれたものなのであろうかなどと考えつつ食います。美味い。

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周囲を見やるとデカいタンクに胸がトキメキます。三菱マテリアルさんの素晴らしい仕事っぷりです。

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良い気持ちになってきたところで、ぷらぷらと曼珠沙華が群生しているという巾着田(きんちゃくだ)というところを目指し歩き始めます。途中このような川を目にすることになりますが、なるほど鮎が上っても不思議ではないほど水が綺麗だなあなどと妙に納得します。(食した鮎がここでとれたものかどうかはわかりません)

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15分ほど歩くと巾着田へ到着。まず目にするのが一面のコスモス畑です。
てっきり曼珠沙華だけが咲いているものかと思っていたので少々面食らいましたが、まあこれはこれで見ものでした。
曼珠沙華は開花している期間が短いので、なんとかそれ以外の期間も観光資源を作ろうと自治体が頑張って植えたものかもしれません。

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まあ綺麗ですこと。

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そして、コスモス畑を抜けると遂に現れるのが曼珠沙華。これが見たかった!

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先日の台風の影響で少しやられた感がありましたが、想像以上の迫力で大満足でした。
この曼珠沙華たちは人の手で植えられたわけでもなく自然に群生したようで、今ではこの巾着田一帯に100万本も生えているとのこと。とても綺麗ですが全草有毒らしいので食べるのはやめておいたほうが良さそうでした。

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小一時間かけて群生地を一周した一向は大いに満足して帰ったのでありました。
帰り道では狂気的な案山子が見送ってくれます。

昼過ぎに都内からプラーっと出て夕方には戻ってこれるという、お得感高い初秋の小旅行となりました。
※因みに、この日高市巾着田の曼珠沙華郡の見頃はそれなりに限られているので、管理事務所のHPで確認しておいたほうが無難です。(私が訪れた日は、早咲きのものが丁度満開になるというタイミングだった模様)

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